リセッションは株価に織り込まれていない・・
「リセッションはもうすでに株価に織り込まれてる!」 そんな声もちらほら耳にしますが、 個人的には全くといっていいほど織り込まれていないと、思ってます。なぜかというと、まだまだ予想EPSが低下していないからですね。 予想EPSとは、簡単に言えば、企業の業績の見通しのことですね。 現状では、予想EPSが、2022年で1パーセント、2023年で2パーセント程度の下方修正しかされていない んですよね。 しかも、現時点で2022年のEPS成長率は+約9パーセント、2023年は+約7.5%と、なんならまだまだプラス成長の予想がされています。 ちなみに 過去のリセッションでは、予想EPSが平均で-20%低下した というデータを見たことがあります。平均で20パーセント低下ですから、いまだにプラス成長を予想している現状からすると、まだまだ下がる余地しかないですよね。 そして、 ITバブルの崩壊では、EPSが約20%低下、リーマンショックではなんと、EPSが約35%も低下 しています。 今回のリセッションがどこまで深刻なものとなるかはわかりませんが、 いずれにしても、リセッション、景気の後退が深刻なものとなれば、現状のEPSからすると、 まだまだガッツリ下方修正されていくことになるということですね。